私の難関私大向けの『日本史B勉強方法。一問一答活用方法』の記事が
非常に好評だ。2015年3月27日時点でアクセス数も2万に迫り、多くの受験生が参照してくれていることに喜びを覚えている。
私自身が、現役で早稲田に合格しMARCHではほぼ9割以上をコンスタントに獲得した勉強法なので、
是非腹に落とし込むくらいまで、読み込んでスケジュールを立てて欲しい。
私が大学受験をしたのは、今から10年以上も前のことなので東進の問題集は無かった。
しかし、改めて教育の仕事に就き、日本史の一問一答と真剣に向き合ったときに、やはり東進の日本史B一問一答が最もオススメなので、その理由と使い方を再度紹介したいと思う。
東進の日本史一問一答がオススメな理由
再度繰り返すが、私が大学受験をしたときは、日本史B一問一答集と言えば、山川のものが定番だった。
しかし、教育業に就いてから、この10年間で様々な一問一答集が発売されている。
そして私自身も各大学の日本史の問題に目を通すことが非常に多くなったので問題集の選別の眼を養った。
東進の日本史一問一答集がオススメな理由は、
レベルが3つに分かれているので、通史を3回できる
史料問題を暗記できる
この2点だ。
■一問一答日本史Bターゲット4000
■日本史史料問題一問一答
レベル別に分かれているので、通史が何度もできる。
私が過去の記事でも取り上げているのように、暗記というは「接触回数」だ。
何度も何度も同じ単元を学習すること大事なのだ。
だから、縄文時代から細かい部分までしっかり暗記しながら進んでいくよりも、
まずは縄文~現代の上辺をさらっと
次に縄文~現代の重要部分を
最後に縄文~現代の応用問題を
と、進めていった方が暗記しやすいのだ。
なぜなら、一問一答集を暗記していく都度に、教科書や用語集を使って調べるわけだから、その用語自体の背景知識を調べる回数が増えるからだ。
もっとわかりやすく言うと、
4~6月 縄文時代・弥生時代・飛鳥・奈良時代・鎌倉 をみっちり!
7~8月 室町・安土桃山・江戸 をみっちり!
9~10月 明治・大正・昭和・平成 をみっちり!
よりも
4~6月 縄文~現代
7~8月 縄文~現代
9~10月 縄文~現代
の方が良いわけだ。
1つの単元に対しての接触回数を増やすことができるし、回を重ねるごとに深い部分を暗記していくので、知識の定着も図れる。
さらに自分の志望する大学のレベルや、私大受験で使うのか、センターだけで使うのか、国公立受験なのか、によって使用するレベルまで選ぶこともできる。
こういった様々な用途を考えると、3つのレベル別に分かれていることは喜ばしい利点なわけだ。
史料問題が暗記できる
私が受験生の時に、この史料問題の問題集があれば最高だった。
それくらい良い問題集だと思う。
私が大学受験の時は、日本史の史料問題で暗記できる問題集がほとんど無かったと思う。
大半が解く用の問題集だったので、私も御多分に漏れず、史料問題を1つも覚えていない状態で、史料問題の問題集を購入し使用していた。
だから先に答えをすべて書き込んでしまって、覚える用として使っていた。
この手間暇をすべて解消できるのが、東進の史料問題集だ。
予め、入試で良く問われる語句が赤シートで隠せるようになっているので、史料問題を暗記する問題集としては最高この上ない。
史料問題は用語の一問一答と違って、文脈の中で語句を暗記することができるので、
その史料の名前と内容をセットで何度も何度も読んでいけば、自然と頭に入ってくるものだ。だから、目を閉じて史料を暗唱する必要はない。
それよりは、何度も何度も読むことを繰り返した方がいいだろう。
最もオススメな使い方としては、一問一答集と並行して暗記していくことだ。
例えば、有名な史料問題では、
石橋湛山の『青島は断じて領有すべからず』『一切を捨つる覚悟』などがある。
早稲田志望の学生であれば、必ず1度は読んだことのなる史料だろう。
この石橋湛山の史料問題を暗記している時に、用語の一問一答でも前後の暗記を済ませていれば、背景知識も入っている状態での史料問題。ということになるので、勉強が捗るわけだ。
ここでも、山川の用語集をしっかりと横に置いた状態で勉強に臨んでほしい。
何度も言う。東進の一問一答集がオススメだ。
私は何度も言う。
東進の一問一答集は本当にオススメだ。
私がもう一度、早稲田を受験するのであれば、4~9月は
一問一答日本史Bターゲット4000
日本史史料問題一問一答
山川日本史B用語集
教科書
この4冊しか使わない。他の日本史の勉強なんて絶対に一切しない。それくらい断言できる。
バカみたいに用語も覚えていないのに、実践的な問題集を解いたり、夏から過去問に着手したりなどは絶対にしない。
この一問一答集を完璧にするまでは、用語集を辞書のように穴が空くまで参照するまでは、とにかくこの4冊だけを完璧にする。
そう、何を聞かれてもわかる状態まで持っていくことが日本史Bの最初の一歩として賢い勉強法なのだ。
まとめ
この4冊だけを完璧になるまでやろう。
最近のコメント