コラムだ。
前回も、コラムで話したが、赤本を都立高校でも普通に貸し出しているのはとっても恵まれていると思う。
私が通っていた高校が偏差値55程度だったからなのか、それとも都立高校はそういった文化があるのかわからないが
学校で赤本を貸し出してくれるのは良い事だとつくづく思う。
私の知り合いが、東進ハイスクールの教室長として勤務していたが、
毎年赤本が発売になる時期は、各教室で奪い合いだったそうです。
すべての教室が、すべての赤本を購入すると馬鹿高い金額になるので、
本部が一括して購入して、各教室ごとに振り分けていたそうだ。そのうち、やはり教室長が「この大学の学部がほしい」「この大学の学部の問題がない」といった具合で、公平に奪い合いになったそうだ。
予備校でも学校での貸し出しをしてくれる『赤本』だが、
自分ではいつ購入したほうがいいのか?そもそも購入したほうがいいのか?といった質問を良く頂くのでお答えしたい。
赤本は絶対に購入したほうがいい
私が大学受験の英語と現代文を解く時は、問題用紙に書き込みまくっていた。
英語の長文であれば、キーポイントとなりそうな英文には線を引いていたし、
現代文では、上の余白にメモ書きを多分にしていた。
代々木ゼミナールの酒井先生の問題集や授業を受けたことがある方なら、おわかりになるだろうが、現代文を解く時は余白をしっかりと活用してポイントをまとめていく。一見、時間がかかりそうだが、トータルで考えると読み返す時間が減って正答率が上がるのだ。
だからこそ、赤本はお金がかかってもしっかりと購入して、
実際の入試で使うように活用したほうがいい。
私も他人の赤本を解いたことがあったが、どうしても本領を発揮できなかった。
汚せなかったからだ。
しかし、自分で購入した赤本だったら、いくらでも書き込めるし、解説に線を引いたり、蛍光マーカーでしるしをつけたりできる。
私は赤本の解説の重要部分には蛍光マーカーで線を引いておいて、翌年度の学習をする前に復習をしたりしていた。
たったそれだけのことでも、1冊の赤本から吸収できる量は変わってくる。
10冊購入すれば、2万円程度かかってしまうが、必要経費だと思って割り切ろう。
赤本はいつ購入するべきか?
受ける大学が明確に決まっている場合は、赤本はいつ購入しても構わない。
しかし、ぼんやりとしているうちは、学校や予備校、あるいは東進ハイスクールの過去問を使って、まずは受ける大学を選定していこう。
私が受験生の時は、赤本を解き始めたのはセンター試験が終わってからだが、これもまたケースバイケースなので一概には言えない。
基礎演習 ⇒ 実践問題演習
がしっかりと終わった頃を見計らって赤本は購入しよう。
自分が受ける大学の問題は必ず購入しよう。
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