今回の記事は予備校の先生や職員の方に怒られてしまうかもしれない。
しかし、昨今予備校に通わせるだけの余裕の無いご家庭も増えているだろうし、
事実大学生の3人に1人が奨学金を使って大学に通っている。
奨学金に関しては、私は『低金利ローン』に名前を変更すべきだと考えているが・・・奨学金という名前のせいでお金を借りて大学に通うことに抵抗の無い人たちが増えているようにも感じる。
話は少し逸れるが、奨学金での返済に追われて働いても働いても貯金ができない、
またその子供が奨学金を借りざるを得ないという状況がこれから20~30年で起こるトレンドだ。
だからこそ、これから浪人する大学受験生は、家庭の負担を減らすという意味でも
単科受講での予備校活用も考えてみて欲しい。
浪人すると予備校はいくらかかるのか?
まず、初めに浪人生が予備校に本科生として通うといくらかかるのかを知って欲しい。
予備校1年間でかかる費用は、
ざっと100~150万円だ。
結構な金額である。
参照:
金額に幅があるのは、どこの予備校に通うか?ってことと、どれだけ講座を受講するか?
という点である。
私も予備校での勤務経験があるから、よくわかるのだが、
浪人が決定した3~4月くらいに予備校に申込みに行くと、実は『50~60万円くらいかな~』なんて思ってしまう。
しかし、夏休みには夏休みの『夏期特別講習』があり、
冬休み12月~1月には、『冬期直前対策』があるのだ。それが、それぞれ20万円ずつかかる。
とくに冬の直前対策に関しては、『早稲田予想問題』『慶應傾向対策』などの、より実践的な入試対策の授業があるので、心配な受験生はついつい取ってしまうわけだ。
(念のため言っておくが、別に授業を取ることが悪いわけではない。)
と、トータルで100万~150万円くらいの金額になるわけだ。
そして、食費や交通費ももちろんかかるので、ざっと200~300万円くらいは用意しておきたいものだ。
これだけのお金がかかるということを、浪人生はしっかりと理解して勉強してほしい。
勉強が思い通りにいかずに、イライラすることもあるかもしれないが親にあたるなんてもってのほかだぞ。
単科浪人のススメ
上記のような金額を負担できないご家庭もあるかもしれない。
その場合は、「予備校の授業を単科で受講する。」という方法がある。
すべての授業を取らずに、自分の苦手な教科だけを受講するという方法だ。
もちろん、英作文対策、長文対策、文法対策・・・のように色んな授業を取れない分、自分で勉強をしなければならないが、相当金額をおさえられるし・・・
自習室も活用できるのだ!
この点がオイシイ。大学受験生にとって、一番気になるのは勉強場所であると思うし、
勉強場所の確保こそ命題になる。
自宅でもしっかりと集中できる鋼の心を持っていれば、話は別だが、私自身も自宅ではなかなか勉強できなかったので気持ちがようわかる。
上記のように、予備校の費用を最低限におさえて予備校の自習室を1日中活用するのもアリっちゃアリだ。
例えば、単科浪人はいくらかかるのか?
例えば、河合塾で見てみよう。
河合塾の公開単科授業では、1授業、通年、76,000円程度だ。
→ 河合塾公開単科
その他入会金が、5,000円ほどかかる。
代々木ゼミナールは、1授業、通年79,200円~128,400円程度だ。
→ 代ゼミ単科授業料
高卒生の場合は、入会金が32,400円かかるが、それでも本科生として受講するよりもはるかに安い金額で予備校を活用できるだろう。
大体、10万円~20万円程度で年間の授業料をおさえることができる。
模試の判定でBやC判定、なおかつ現役時代に自分でかなり勉強していた方であれば、
単科浪人でも全然オッケーだろう。心配であれば、直前対策の授業をいくつか受けるといい。
現役時代に全然、勉強していない。
基礎もボロボロ。1から勉強しないといけない!といった場合は、お父さんお母さんにお願いして、予備校の本科生として受講した方がいいだろう。
ご家庭のお財布状況と自分の学力に合わせて予備校を活用してくれ。
オススメ勉強コンテンツ

・月額たったの980円
・映像なので、音情報で理解できる
・寝る前にすぐに動画を視聴できる
大学に合格したいのであれば、必要経費だ。新しい勉強方法を確立しよう!