理解力を高める方法については、すべての受験生のテーマかもしれない。
私は大学受験の勉強を始めた時に、あまりにも自分の理解力の無さに辟易した。
英語の分詞構文を理解しようと思って、説明してもらっても自分自身がシャットアウトしてしまっていたのを良く覚えているし、何度も何度も繰り返しても理解できない時は涙が出そうになった。
そういった理解力の無さから、同じ内容を何度も何度も繰り返す学習法を工夫して生み出したわけだが・・・
理解力はあるに越したことはない。
その理解力を高める方法について紹介したいと思う。
理解力を高める方法
1、知識量を増やす
理解できない原因の1つに、周辺知識が無いことが挙げられる。
例えば、「小選挙区比例代表並立制」について政治に関して何の知識もない子供に説明したとする。
すると、選挙ってなんだ?となる。選挙ってのは、国会議員を選ぶためのものだよ。と説明しても
今度は国会議員って何?となってしまう。国会議員は国の政治をしている人と説明しても、政治って何だ?となってしまう。
そんな状態の子供に、「小選挙区比例代表並立制」について説明しても
文字通り、ちんぷんかんぷんになってしまうのだ。
これは、大学受験の勉強でも同じことが言える。
薩長同盟がわからない人は、登場人物のことや、江戸後期の時代背景、薩摩の場所、長州の場所、天皇の役割、幕府の存在、その他周辺知識が圧倒的に足りていないから薩長同盟について理解ができないわけだ。
上記の内容は非常に大事だ。
英語に関してはも独立分詞構文が理解できない場合は、単語量や熟語量、その他の文法知識が欠落している可能性が高い。
そういった場合は必要な武器、つまり必要な知識を身に着けてから再度挑戦すればいい。
2、語彙力をつける、辞書を引く
私たちが物事を理解する時に使用している言語は、あくまで国語だ。
国語に関して造詣が深くなれば、何かを理解する時に幇助となるのは間違いがない。
敢えて難しい単語をしようしたが、幇助 ←この漢字の読み方がわからなくても、あなたは「助ける」という言葉を知っているから文脈で、国語ができれば、理解力が増す。 と理解できたわけだ。
語彙の重要性を理解して頂けたであろう。
語彙力をつけるための、重要な習慣は字引き、つまり辞書を引くことだ。
今は電子辞書を使っている人がほとんどだと思うが、私は未だに紙辞書を使用しているし、リビングにおいてわからない語彙があったら調べるようにしている。
例えば、「合理的」という言葉をあなたは、今までなんとなく使っていただろう。
さて辞書を引いてみる。
合理的
そして、孤立していた情報や知識が組み合わさって相乗効果を生み、理解力が増していくのだ。
3、文章を書く、人に説明する
私は文章を書くことや人に何かを説明することでご飯を食べているが、
物を書くようになってから自分の頭の洗練度が何十倍にも増した。
考える力を養えるからだ。
仕事柄、中学生や高校生、そして大人と話す機会が非常に多いが
自分が思っていること、考えていること、伝えたいことを、相手に正しく伝えられる人は非常に少ない。
なぜなら、論理力がない人は、しっかりと組み立てて話すことができないからだ。
この組立をする作業を訓練を積むと、頭の回転が速くなり、理解力が増すのだ。
アウトプット = インプット
物事のアウトプットとインプットは表裏一体で、インプットが増えればアウトプットも増えるし
アウトプットの精度が増せば、インプットの精度も増す。
両輪なわけだからバランス良く鍛えていきたいものだ。
まとめ
以上、3つの理解力を高める方法について紹介してみた。
このブログは大学受験に特化した内容となっているため、大学受験生にとって短い時間で高いパフォーマンスを出せるように特化して説明した。
現代文が受験で必要な生徒は特に、上記3つのステップをしっかりとこなすことで入試の得点にも直結するだろう。