大学受験の予備校・塾はいつから通うべきなのか?その2

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前回は、予備校に向いている生徒の特長を中心にお話した。

『大学受験の予備校・塾はいつから通うべきなのか?』というタイトルに似つかわしくない内容で、むしろ

『予備校に通うのに向いている生徒の特長は?』になってしまったことを謝罪したい。

 

いつから通うべきか?を通う前に、通うべきか否かについても考える必要があったため

そちらがメインになってしまった。

 

本日も、『大学受験の予備校・塾はいつから通うべきなのか?その2』と銘打っているが、

大学受験で塾に通うのに向いている生徒についてお話したいと思う。

主題とズレていることは気にしないで読み進めてくれ。

 

 

予備校より塾に通うべき生徒とは?

 

前回の投稿では、予備校に通うのに向いている生徒についてお話した。

再度まとめておくが、予備校に向いている生徒は以下の通りだ。

 

 □私立の中高一貫に通っている生徒
□偏差値60以上の生徒
□学校の勉強で満足できない生徒
□時間的余裕がある生徒
□浪人生
□教科書レベルは自分で理解できるだけの能力がある生徒
□集中力のある生徒

 

上記が予備校に通うのに向いている生徒、まぁ簡単に言ってしまえば勉強ができる子、勉強の意欲が高い子だ。

 

では、塾に向いている生徒も以下にまとめておく。

簡単に言ってしまえば、上記の逆であるのだが、どんなタイプの子が塾に向いているのかを書いてみよう。

 

□公立の偏差値60以下の高校に通っている生徒
□課題が無いと勉強できない、自発的に何をしていいかわからない生徒
□模試で偏差値55以下の生徒
□学校の授業でついていけない生徒
□習い事や部活動で物理的に予備校の時間割に間に合わない生徒
□目指している大学の偏差値が50以下

 

 上記のような生徒は、塾(ここでは個別指導塾も含む)に通うのが得策であろう。

以下に解説をまとめておく。

 

 

 

□公立の偏差値60以下の高校に通っている生徒

 

私は10年以上、民間の教育サービスに関わっているが、

やはり、公立の偏差値60以下の高校に通っている生徒の学力には頭を悩ませてしまう。

 

正直なところ、よほど強い意思を持って大学受験の勉強を高1~2年生からコツコツしているような学生でなければ

大学受験レベル、ここではMARCH以上の問題についていける生徒は公立高校偏差値60以下では、ごくわずかである。

実際、都立高校で偏差値が55~60の高校でさえも現役で早稲田に合格するのは学年に1~2人レベルで、MARCHでも上位1割でないと現役合格は難しい。

 

そして上記のような学生は、要領が良く『頭が良い』ケースが多い。

例外には目を向けてはいけない。

 

そもそも公立の学校の勉強が、大学受験のカリキュラムになっていないのだから

学校の勉強だけで大学受験を頑張れ!と言ってもよほど理解力があって、頭のキレる学生でない限り難しいだろう。

 

だから、公立の偏差値60以下の高校に通っている生徒は、高3からいきなり予備校に入学しても

ついていけないのだ。

 

 

□課題が無いと勉強できない、自発的に何をしていいかわからない生徒

 

大人数の一斉授業での予備校とは違って、塾の良いところは、

「小テスト」

などの課題がでることだ。

 

私も高校3年生を対象に授業をしているが、毎週

単語テスト、熟語テスト、訳テスト

を課している。

そして、そのカリキュラムは予め1年間でどのような内容をやるか?どれくらいの頻度で単語の暗記の復習をさせるか?

を考えて計算しながらやっている。

 

こういったケースの塾に通うためには、地元で個人でやっているような塾であったり、高校受験がメインで、高等部も併設しているような塾がいいだろう。

高校生対象の指導が可能で、長年やっているような先生がいるところを探して通うことをオススメする。

 

予備校でも、「単語道場」のようなものがあるが、参加が任意だったり、パソコンで自分で進めていくようなものも非常に多い。

だから、毎週管理してくれて課題を出してくれるような塾は、課題が無いと勉強ができない生徒にとっては良いだろう。

 

ようは合格までも道筋をある程度示してくれるような人が身近にいるような状態、

つまりコーチだ。そのコーチが手綱を握って誘導してくれるのが、塾のメリットであろう。

 

□模試で偏差値55以下の生徒

予備校との比較になってしまうが、偏差値が55以下の生徒は予備校についていけない可能性が高い。

特に偏差値が45以下だったり、もっと言ってしまえば、40以下の生徒は絶対にとは言わないが通わない方がいい。

 

残酷な話をするが、偏差値が45以下ということは、全体の中心からかなり下方向に離れているというこで

学校の授業やテストなどをこなしても身につくのに他の子より時間がかかる証明でもある。

そういった生徒は予備校よりも塾に通った方がいいだろう。

 

あなたの学年にもよるが、高校3年生でそのような状態で、

自分自身でも勉強をする習慣があまり無いようであれば、「個別指導塾」の選択肢もありだろう。

個別指導塾のメリットは、自分のレベルからスタートできるということなので、わからないところから、極論を言ってしまえば、高校生の内容を最初から学習するのもアリだ。

 

私自身の感覚では、都立高校の偏差値55以下の生徒であれば、

学校以外で特別な勉強をしてこなかった高校3年生は、SVOCの基礎文型すらできない。

 

だから、そういった生徒は個別指導塾で基礎から徹底的に学習した方がいい。

1回90分程度に設定している塾が多いので、英語1教科に対して最低でも週2回くらいは通わないと現役で大学を目指すのは難しいだろう。

 

あまりにも偏差値が低い生徒は、基礎の基礎からわかっていない可能性が高いので

塾でも進学塾系は辞めておいた方がいい。例えば、CMをやっているようなバリバリの集団塾で高等部が併設されているようなところであれば、地元の偏差値65以上の高校生が通っているケースがほとんどだから。

ついていけるかどうか、身になるかどうかはいわずもがなだ。

 

□学校の授業でついていけない生徒

上記の内容と被る点もあるが、学校の授業でついていけていない生徒は個別指導塾に通った方がいい。

結局のところ、一番長い授業というのは学校の授業なわけだ。

英語だったら、週に2~3回は最低でも授業があるし、各学期毎に定期テストもある

 

その機会で、こなせていないということは、残念ながら、サボっているか、能力が低いか、あるいはその両方であるわけだ。

 

よく考えてみてほしい。

そういった生徒が、週に1回90分の予備校の授業。週に1回60分~90分の進学塾での一斉授業についていけるか?

という話なのだ。

学校の授業よりもはるかに短い時間で、多くのことを教えるわけだから処理能力も大いに関係があるわけだ。

 

そういった生徒は、個別指導塾に通うのをオススメする。

 

 

□習い事や部活動で物理的に予備校の時間割に間に合わない生徒

予備校に向いている生徒でも紹介したが、予備校は,

17:00~、18:00~、19:00~

の授業が圧倒的に多い。

現役生で部活動をしている生徒は、引退の時期が4月~8月と、場合によっては12月までかかる生徒もいるので、物理的に曜日と時間が固定されている授業は難しいだろう。

 

その日、部活を休めたり、たまたま受講する教科が部活の休みの日であれば問題ないが、

そうでない場合は塾の方がいいだろう。

 

地元の集団塾などは、現役生のために夜20:00から授業を設定している場合も多く

個別指導塾の場合は曜日と時間帯が選べて、合宿などがある場合は振替等もできるので、忙しい生徒には向いているだろう。

 

□目指している大学の偏差値が50以下

 最近では、名前を書けば受かるような大学も多数ある。

残念だが、大学の募集人数と子どもの数では子どもの数の方が多くなってしまい、人気校に集中することから、あまり世間的に知られていないような大学では、AO入試などを活用して生徒募集に躍起になっている。

 

一般入試としても、倍率が極端に低かったりする場合も偏差値50以下の大学には往々にして多いので、

1日10時間以上などの労力を割かなくても受かってしまうケースがある。

個々人の価値観なので、否定はしないが、それであれば予備校に通ってまで勉強をする必要は無いと思う。

 

地元の塾や個別指導塾でAOの場合であれば、作文の指導を受ければいいし、

一般入試の場合であっても、高校生の基礎レベルをひたすらこなせば大丈夫だ。

 

 

塾にはいつから通うべきか?

 

毎度、同じ内容で大変恐縮だが・・・早ければ早いに越したことはない!

例えば、私立の中高一貫校に通っている生徒であれば、高校1年生が終わる頃には大学受験の勉強はすべて終わらせているわけだ。

想像してみてほしい。理系であれば、あなたが数学ⅠAをやっとこさ、学校で習ったレベルの時に

ライバルは、数学ⅠA、ⅡB、Ⅲの大学受験レベルまでこなしてしまっているのだ。

 

そんな子達と、同じ日に入試を向かえるわけだから、限りなく早く取り組んだ方がいいに決まっているだろう。

 

 

 

まとめ

 

塾には塾の良いところがある。

予備校には予備校の良いところがある。

 

どっちが良いか?ではなくて、現在の自分にとってどっちが向いているのかを中心に塾・予備校選びをしよう。

そして早く始めることをオススメする。

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