大学受験の予備校・塾はいつから通うべきなのか?

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さて、今回は大学受験の勉強方法から少し離れたところで、その手段について考えてみたいと思う。

 

結局のところ、塾も予備校も大学受験合格という目的のための手段でしかなく

もちろんどの手段が優れていて、どの手段が劣っているというのは個々人の主観によるものであり

さらに言えば、どの手段が自分に合っているかどうかの問題でもある。

 

そこで、自分のタイプから予備校・塾どれがいいのか?

そして、いつから始めるべきなのか?について考えてみたい。

 

 

予備校と塾ではどちらがいいのか?

 

予備校と塾はどちらが優れているのか?よく議論される内容であるが、

これに関しては、どれが自分に合うのか、もっと言えば、私立の中高一貫に通っているのか、公立に通っているのか、部活をやっているのか、やっていないのか、などなど様々な個々人の状況による。

そこで、まずは、どちらが自分にとって合うのかをまとめてみた。

 

予備校が向いているケース

□私立の中高一貫に通っている生徒
□偏差値60以上の生徒
□学校の勉強で満足できない生徒
□時間的余裕がある生徒
□浪人生
□教科書レベルは自分で理解できるだけの能力がある生徒
□集中力のある生徒

 

上記のような生徒は、予備校に通うにはバッチリだ。

予備校で結果を出そうと思ったら、自分で勉強ができる前提で通わなければならない。だから、上記のように自分でバリバリ勉強に取り組める生徒は是非予備校に通った方がいい。

 

以下にいくつか解説を載せておく。

 

 

 

□私立の中高一貫に通っている生徒

偏差値で言うと、都心は55以上、地方では60以上の私立高校は結構な先取り学習をしている。

進学校で高校1年生が終わるまで、中堅上位校で高校2年生が終わるまでに大学受験の勉強内容を一通り終えてしまう。

 

つまり、公立に通っている生徒よりも1~2年早く勉強内容を終わらせ、

余った1~2年間みっちりと大学受験の勉強をするわけだ。

 

その進度の速い先取り学習の学校で、遅れずについていけて、学年順位でも上位3割くらいに入る能力と努力のできる生徒であれば、高1~2年生あたりから予備校に通うのが得策であろう。

 

高1~2では、復習&基礎を固める意味合いで、学校とは違ったペースと内容で予備校を活用するといい。

ダブルスクールのような状態になるので、学校の勉強だけでいっぱいいっぱいという場合は予備校はやめておこう。

 

高校3年生では、予備校が提供している

各大学の対策に合わせた授業

を受講するべきだ。

私立の進学校に通っている場合は、高校3年生になる頃には、学校の授業やテストでかなりの問題演習をしているはずだから、高校3年生では超実践的な授業を取るべきだ。

東大現代文、早稲田英語、慶應日本史

などの名前がついているものをバシバシ受講していっていいだろう。

 

 

公立高校の場合でも、地元のトップ校に通っている場合は同じことが言える。

その場合は、高校入試で独自問題だったか否かを基準に考えるといいだろう。

 

しかし、私立の中高一貫ほどには、レベルの高い授業をしているわけではないので、上位1~2割に入れていない場合や学校以外の勉強習慣が無い場合は、大学別の授業を受講してもついていけない場合が多いだろう。

 

 

□偏差値60以上の生徒

偏差値も予備校に通うか否かの1つの基準になる。

模試で偏差値60以上取れている場合は、予備校でも問題無くついていけるケースが多いだろう。

 

その時の注意点だが、

河合塾、代ゼミ、駿台

などの予備校が主催している模試を受けるようにしよう。

しかも、なるべく述模試を受けて欲しい。

 

学校で定期的に開催される、Benesseの進研模試などは、一般的な都立高校の生徒も多く受験しており、高い偏差値が出やすくなってしまう。

例えば、河合塾の記述模試でMARCHがE判定なのに、Benesseの進研模試を高校1年生の時に受けて明治がB判定なんてことも往々にある。

 

だから、河合塾などの模試で記述模試を受けると正しい基準となる。

 

55以上の生徒でも予備校についていけないことは無いと思うが、

その場合はなるべく基礎系を重んじた授業をメインに取ることをオススメする。

間違っても大学別の問題演習などの授業は取ってはいけない。

 

 

□学校の勉強で満足できない生徒

上記は偏差値を基準として考えたが、学校の勉強に満足できない場合も自分を鼓舞する手段として予備校に通うのも良いだろう。

 

なんだかんだ言っても、予備校は意識の高い生徒が集まっている。
(もちろんそうではない生徒もたくさんいるが)

 

だから、自分自身を勉強する環境に置くというの高いパフォーマンスを発揮する上で重要なことだと思う。

 

門前の坊主、習わぬ経を読む

 

とは、よく言ったもので、人間は自分の置かれている環境で態度や行動が変わってくるものだから、周りのみんなが勉強している環境に身を置いて、勉強に取り組むのも予備校でできることであろう。

あくまで意識が高く、「この大学に受かりたい!」「勉強がもっとできるようになりたい!」と望む場合のみだ。

 

□時間的余裕がある生徒

 

時間的制約も予備校通いをするかどうかには大きく影響してくる内容だ。

予備校の授業は現役生の場合、

17:00~
18:00~
19:00~

頃からスタートする授業がほとんである。部活をやっている生徒向けに20:00~授業をスタートしている講座もあるが、やはり需要と供給のバランスで数は少ないようだ。

 

上記の時間割を見て、容易に想像ができるが、部活動をしている生徒などは

18:00に予備校に着くのは難しい場合がほとんどだろう。

 

物理的に通えないというケースもそうだが、

かろうじて週に1回部活動の休みがあったとしても、1回の予備校の授業に対して最低でも2~3時間は予習と復習をしなければならない。

そうでないと、学校の授業と同じでただ受けているだけの受け身になってしまい時間とお金がもったいないからだ。
(聞くだけですべてを理解して、覚えていられる場合は別だが)

 

だから、部活動などで忙しい場合は、予備校に通うのは難しい場合がある。

 

私立の進学校などは、高校2年生の夏を部活動の引退にしていたりするので、

通うのであれば、部活を辞めるか引退してから通うのがいいだろう。

 

 

□浪人生

浪人生は文句なしで予備校に通った方がいい。

宅浪で成功するケースはほぼ稀で自分には無理と決めつけた方が成功確率はグッと上がるだろう。

 

なぜ、浪人生が予備校に通った方がいいか?

と言うと、午前中に授業を受けられるからだ。

 

先の門前の坊主習わぬ経を読むではないが、人間は置かれている環境に大きく作用されやすい。

だから、浪人生は生活リズムが狂ってしまう場合が多いのだ。

 

午前中に起きなければならない制約を課さないと、あと1時間、あと1時間っが積り積もって昼夜逆転の生活が待っているだろう。

人間の体内時計は24時間にセットされておらず、普通に生活していれば、どんどんどんど狂っていくのだ。

だから強制的に午前中に起きる機会を設けた方がいいのだ。

 

 

生活のリズムとしては、これくらいにして

予備校のカリキュラム自体も浪人生にとって素晴らしいものにできている。

やはり長年の経験と実績が物語っているのだろうか、3~6月は基礎項目、夏期講習で実践問題演習、9月以降は大学別といった感じで予備校のカリキュラム提案があるのだ。

それにスコーンと乗っかって勉強をしてしまった方が楽だし、結果は出やすい。

 

18歳、19歳くらいの学生で自分で計画を立てて、それ通りに実行し、結果を出すってのはなかなかどうして難しい。

年間100万くらいはかかるが、長年のノウハウを踏襲した方が賢いと思う。

 

□教科書レベルは自分で理解できるだけの能力がある生徒

 

これは厳しい話をしてしまうが、勉強においては理解力もやはり大事である。

根性論ですべてを片付けるのは簡単だが、人間の能力にも依るところがある。大人は隠したい真実なだけだ。

 

だから、教科書レベルの基礎的な内容は自分である程度理解できる能力が無いと

予備校に通ってもほぼ無駄だと思う。

 

何故なら、予備校の授業は週に1回90分で、大体3~4か月のタームに区切っている。

だからどう考えても授業内ですべてを教えることってのは不可能なわけだ。

 

文法の基礎の授業であれば、

12~16回の授業で、文型、時制、態、準動詞、仮定法、関係詞、形容詞、副詞、前置詞、無生物主語・・・etc

とすべてを教えることはできないし、何度も何度も説明することはできない。

 

 

だから、ある程度の理解力があって自分でもしっかりと予習復習ができないと

予備校では勉強についていくことはできないだろう。

あるいは、自分が理解力がないとわかっている場合は鬼のように予習をしてから授業を受けるほかない。

学校の授業で聞き流してしまっているような生徒は予備校も同じ状態になってしまうからやめておいた方がいいだろう。

 

 

□集中力のある生徒

 

最後にとても重要なことだが、集中力があるかどうかも大事な基準になる。

予備校は基本的には大教室で授業が展開されるため、個々人生徒に対するアプローチは少ない。

同時に数十人から100人が受けている授業+1回の授業が90分なので、集中力があるかどうかで授業が身に付くかどうかも大きく影響してくる。

 

だから、もし自分が集中力がない。学校の授業も途中で飽きてしまうという場合は気を付けた方がいい

意識的に1番前の席に座るなり、自分で集中する方法を見出すなりできるなら良いが、そうでなければ無駄なお金と時間になってしまうだろう。

 

 

 

予備校はいつから通うべきなのか?

 

ここまで引っ張っておいて、こんな簡単な結論を下すのは心苦しいが、

いつから通うべきか?

そんなのは早ければ早い方がいいに決まっている!

 

以上だ。勉強にフライングなどない、ケツが決まっているテストなんだから、早く取り組めばそれだけ有利なことはない。

だから早ければ早い方がいい。

上の自分が予備校通いに合っているかどうかを照らし合わせて通えるなら、とっとと通ってしまえ。

 

 

まとめ

 

予備校にいつから通うか?は勉強は早くやるに越したことはないから通えるなら早い方がいい。

しかし、ただ通えばいいわけではない。

上記の予備校に合う生徒に照らし合わせてみてから考えてみてほしい。

 

実力がついていないうちに通っても、お金と時間の無駄になってしまう。

 

塾に関しては別の機会にお話ししようと思う。

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