さて、前回の投稿では、10月から英語の偏差値を10アップする多読の方法を紹介した。
多くの受験生がなんとなく、問題演習に取り組んでは無駄な時間を過ごし、自分の偏差値に辟易する。しかし、安心してほしい。
前回、紹介した通りに多読に取り組めば、短期間で大量の英単語を暗記することができ、長文もスラスラ読むことができるようになる。
参考記事:
しかし、現実的な話をしよう。
もちろんのことあが要領が良い生徒もいれば、要領が悪い生徒もいる。
ここで言う、要領の良い生徒とは、英語長文を何題も読んでいくことによって感覚的に知識が関連付き、
初見の長文も流れるようにスラスラ読めるようになる生徒のことだ。
一概には言えないが、読書を大量にこなす生徒や女の子に上記のような特徴がある子が多いように感じる。バックグラウンドとなる基礎知識が大量にあったり、言語感覚に優れている生徒などは、あまり苦もなく長文に「慣れる」ことができる。
その一方で、何度読んでも英語を流れるように読めない大学受験生もいる。
その場合は、今回紹介する方法を試してみてほしい。
それは、リスニング・音読だ!
なぜ、リスニング・音読がいいのか?
世に出回っている学習法には様々な方法があり、人によってどの学習法が適しているか?というのは異なると言われている。
「読む・聞く・書く・話す」
この4つは容易に想像がつくと思うが、
読むことによって、理解が深まる人もいれば
聞くことによって、理解が深まる人もいて
声に出すことによって、理解が深まる人もいれば
書くことによって理解が深まる人もいる。
と、他にも体を使って覚えることが得意だったり、視覚の特徴、匂いなどなど人それぞれ得意な学習法があると言われている。
そして、言語にはおいては様々なアプローチを使うことによって習得が早くなることが報告されている。
例えば、英語長文の勉強においては、
読む
ことのみの能力を使うため、1つの学習法に依ってしまうところがある。
あなたが、読むことが得意であれば、まったく問題はないのだが、人によっては苦労を感じるかもしれない。
そこで、
聞く
話す
この2つの、アプローチを使って、勉強するのだ。
英語の長文読解においては、聞く=リスニング、 話す=音読になると言えよう。
具体的なリスニング・音読の方法
さて、何故リスニング・音読が効果的であるか?をざっくりとでも理解頂けたと思う。
要は、読むだけのアプローチだけでなく聞く・話すというアプローチを使って理解を深めていこうというわけだ。
予備校界で名高い安河内哲也先生も「ハイパートレーニング」の教材内で音読を薦めている。
では、以下に長文をスラスラ読めるようになるための、リスニング・音読の方法を紹介する。
①長文を読む
②問題を解く
③単語をノートに抜出し、暗記する
④全訳を照らし合わせ、訳せない文章にアンダーラインを引く
⑤何度も読む
ここまでは、今までの長文読解の多読の方法と同じだ。
⑥文章を読みながら、リスニングをする
⑦通しで2~3回くらい聞いてみる
⑧ワンピリオドずつ止めながら、音読をする
ポイントは、通常通り、長文読解をして、何度も何度も読んだ後にリスニング&音読をすることだ。
大学受験で、英文科やリスニングがある学科を受ける生徒以外は、あくまで長文の手助けのために、リスニング&音読をするわけだ。
間違ってもいきなりリスニングをしようなんて考えてはいけない。
⑥⑦文章を読みながら、リスニングをする、通しで2~3回くらい聞いてみる
つまり、リスニング用CD付きの長文読解の問題集を購入必要がある。
上記にも挙げた、ハイパートレーニングはリスニングCDがついているのでオススメだ。他にも昨今の予備校系の問題集はリスニングCDが付随しているものが多いので、自分の気に入ったものを選んでほしい。
ここでの目的は英語をスラスラ読むことなので、
文章を読みながらリスニングをしてよい。
1つの文章に対して、最低でも2~3回はリスニングをした方が良い。
その時に、連続してやる必要は決してないので、
10/22 1回目
10/23 2回目
10/25 3回目
くらいの気持ちで、日を空けて、リスニングに取り組むといいだろう。
短時間に2~3回繰り返すよりも、間隔をあけて取り組んだ方が上達するイメージがある。
1つの文章につきかかっても4~5分くらいでできるので、寝る前にやるのも良いのではないだろうか。
⑧ワンピリオドずつ止めながら音読をする
この音読に関しては、ネイティブになったつもりで取り組んで欲しい。
自宅で、1人でやる分には恥ずかしさも一切ないだろうから、是非ネイティブになりきったつもりでチャレンジしてくれ。
というのも、私自身が、大学生の時に、1年間留学をしていた経験がある。
留学に行く前に半年間みっちりとシャドーイングに取り組んだわけだが、びっくりするほど英語を読むのが早くなった実体験がある。
(シャドーイングとはリスニング教材を後からおっかけて音読する勉強法)
まずは、リスニングと同じように聞いてみる。
再生プレイヤーの一時停止機能を活用して、見本と同じように発音してみる。
unanmious → ユナァーニィマス
このように、発音するということがわかり、意味が直接頭に入ってくるようになる。
具体的な目安としては、つっかえることなくスラスラ読めるな!と思ったら、その課は終わりにしてよい。
大体2~3回くらい取り組めば、できるようになるはずだ。
しかし、同時にだが、ここはあくまで長文を読むためにするので、こだわりすぎないでも欲しい。
綺麗に発音しようとしてなくてもかまわない。
モゴモゴとなんとなくでも全然OKだ!
まとめ
英語の長文に苦手意識を持っている方ほど、リスニング・音読に取り組んでみてほしい。
当然、その作業をやるだけの時間がかかるので、「もったいない」と感じてしまうかもしれないし、時間がない!という人もいるだろう。
しかし、英語は結局は言語なのだ。
読むだけなく、聞いたり音読することによって全体的な英語の力がついてくるはずだ。
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