今、この記事を書いているのは2014年の10月だ。
現役生は、9月の記述模試を受けて、自分の偏差値の低さに驚愕したかもしれない。
5月の模試と比べて、受験者数も増え範囲も一気に増えたことから、1問1答にしか取り組んでいない私立文系の諸君はもしかしたら半分も取れなかったかもしれない。
かくゆう私も9月の模試では半分も取れずに、本格的に大学受験に対して焦りを感じていた時期でもあった。
しかし、安心してほしい。
9月までに日本史の1問1答集を何周もしている前提だが、
これから実践的な問題集を解いていくことによって実力がメキメキとついてくるからだ。
しかし、この実践問題演習を通して偏差値がメキメキあがる受験生もいれば、
いくら問題をたくさん解いてもできるようになる感覚がつかめずに、浪人を選択する受験生もいる。
同じ道具を使っていても取り組み方1つでこうも結果が変わってくる好例であろう。
今回は、問題集を解いて偏差値をメキメキあげるポイント、つまり「日本史B用語集」の使い方について紹介した。
現高1~2年生は、こちらの記事から参照してほしい。
⇒ 一問一答の活用法
日本史B用語集の活用方法
さて、日本史Bの用語集と言えば、日本史を勉強していく上で、『辞書』のような存在だ。
あまりにも膨大な量に圧倒された学生諸君も多いだろう。早慶を目指す学生は用語集を丸暗記しなければならないなんて、話もある。
今回は、この用語集の活用法だ。
その前に10月~12月に学習する内容を復習しておく。
私の過去の記事から引用したいと思う。
■10月~12月の勉強
さて、一問一答が終わったら
いかに覚えた内容を実践形式で使えるか?
この訓練が必要となる。この段階をしっかりとこなした受験生は確実にMARCHレベルで9割は取れるようになるだろう。
自分の学力の伸びに驚愕するに違いない。
以下の問題集を活用してほしい。
■日本史B日本史問題集
効率の良い使い方としては、まず解いてみる。そして間違えた問題、わからなかった問題に×をつけておいて、
解答を見ながら徹底的に暗記していくことだ。
■日本史史料問題集
こちらの史料問題も同様に活用してほしい。
上記2冊の問題集は最低でも2~3周は繰り返してほしい。実際に入試でどのように出題されるか?を理解しながら、問題に慣れていくことができるので本番でも高得点が取れるようになる。
多くの現役生は暗記で手一杯でここまでいかないのだ。
君は大丈夫。安心してほしい。
さて、おわかりの通り10月~12月の時期では、いかに多く問題演習をするか?によってくる。
実際に大学入試で出題される形式がわからなければ、問題を解くことはできないからだ。
そこで、問題を解く時の実際の流れを紹介する。
①とりあえず問題を解いてみる
②解説を見ながら、何故間違えたのか?を理解する
③用語集を引き、用語集の解説をじっくり読む
④引いた用語に印をつけておく。
⑤時間のある時に、用語集をパラパラめくって、じっくり読む
上記のような流れだ。
簡単に解説しよう。10~12月の時期に問題をバシバシ解いていくわけだが、この時期に
自分の理解していない用語・分野
を浮き彫りにして徹底的に潰す必要があるわけだ。
ただ問題を解いているだけだと、似たような問題を何題も何題も解いて慣れていくしかない。しかし現役生にそんな時間は無いはずだ。
そこで用語集を使って、自分の理解していない用語・覚えていない用語を浮き彫りにして、ビジュアルでわかるようにしておく必要がある。
そこで、実際に引いた用語に印をつけていくわけだ。
この1手間をかけるかかけないか?で、12月には、自分の弱点をしっかりと理解している受験生なのか?
はたまた、ただ闇雲に問題を解いているだけの受験生なのかにはっきりとわかれる。
私の場合
私は受験生の時に、とにかく自分が引いた用語には印をつけておくようにした。
(1問1答をほぼ完璧に覚えた後だ)
1日の勉強の終わりで、疲れ切った後に
本を読むような感覚で用語集を読み漁っていた。その時は印のついているところを中心に読んでいったのだ。
すると、日本史の問題集で問題を解いた記憶がフラッシュバックしてきて、
(もちろん問題集も何周も解いていたが)
人に説明できるくらいに、その用語を覚えてしまった。私の感覚だと大体4~5回触れると身につく感覚だった。
それを何度も何度も、毎日毎日、3ヶ月間みっちりと問題を解いていくことによって、偏差値70が見えたのである。
是非参考にしてみてほしい。
日本史を極めるブログ

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是非、ご活用ください。
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