【後編】受験勉強中の休憩は散歩がベスト?正しい休憩のしかた

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前回は、受験勉強中における「休憩」の意味・必要性と、休憩中にやらない方がいいことについてまとめた。

 

前記事で東大の教授の話を例に取り上げたが、あの実験でもあったように集中力は全開にすると15分前後で切れてしまう。

 

だからといって、集中力を全開にせず小出しにしていても勉強ははかどらない。

 

そこで登場するのが、「休憩」である。

 

15分フルで集中し、切れたころに休息をとる。

 

そしてまた15分フルで勉強し・・・これを繰り返していく。

 

このような勉強法が非常に効果があるということがわかった。

 

 

今回は、その休憩の質をより高め集中力を早く回復させるために「やった方がよいこと」を、実体験に基づき書いていこうと思う。

 

「休憩中やった方がいい」こととは?

 

本題に入る前に少し補足であるが、ここでいう「休憩」とは小休憩のことではない。

 

15分×3セットの勉強法を例に挙げるなら、15分おきに挟む数分程度の休憩が小休憩である。

 

今回ご紹介するのは、ある程度長い時間勉強した後の「ちょっと長めの休憩をとるとき」のおすすめだ。

 

 

ちなみに小休憩の時は、お茶やコーヒーを飲んだりぼーっとしたりして完全に脳を休めてあげるといい。

ここでゲームなどをしてしまうと脳が疲れてしまうのでNGだ。

 

 

「ちょっと長めの休憩」をとるときにした方がいいことはいくつかあるが、その中でも特に効果があったと思うものを挙げていく。

 

 

①散歩

 

私の経験上、散歩の効果は絶大であった。

 

受験生当時、私は塾の自習室にこもって勉強していたのだが、多い時は2時間に1度くらい近くのコンビニに行きがてら散歩をしていた。

 

 

散歩の何がいいかというと、とにかく頭がすっきりするのだ。

 

 

今回も裏付ける資料を持ってきたので、ご覧いただきたい。

 

軽い運動でも脳が活性化 筑波大など発表

 

ウオーキングと同程度の軽い運動を10分間すると、脳の認知機能をつかさどる部分が活性化することが分かったと、筑波大などのチームが31日までに発表した。

これまでも、健康な人がジョギングと同程度の運動をすると、脳の中で注意力や行動を制御する「前頭前野」が活性化することが分かっていた。今回は、より負荷の小さな運動でも効果があることが分かった。

チームは、19~25歳の健康な男女計25人に参加してもらい、注意力や判断力を調べるテストを行った。その後、10分間ペダルをこぐ運動をするグループと安静にするグループに分かれ、15分後に同様のテストを行うと、運動した人の回答時間は安静にしていた人の回答時間よりも短くなった。

この時の脳の働きを、画像化して調べると、前頭前野の一部の神経活動がより活発化していた。

チームは「ヨガや太極拳といった運動も脳に有益であることを示唆している。健康な高齢者でも効果が得られれば、実際の患者での研究に進みたい」としている。〔共同〕

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG27051_R30C14A5CR8000/

 

このように、軽い運動は脳の活性化に大きく貢献する、ということが研究でもわかってきているのだ。

 

私も実際、勉強の合間に散歩をしていたら戻って来た時妙に頭がスッキリしていたのを覚えている。

 

また、散歩をすることで脳細胞が活発化され、その過程でそれまで記憶していたことを脳が整理してくれるとも言われている。

 

 

そして、精神的なストレスを大きく軽減してくれる点でも散歩は非常に良い。

 

天気のいい日に緑を眺めながらゆったり歩き、立ち寄ったコンビニでコーヒーを買う。

 

これをしているだけで勉強中に感じる「焦り」「重苦しさ」をかなり軽くすることができる。

 

このとき、本当に何も考えないでぼーっとしていることが重要だ。

 

散歩中にも勉強のことを考えてしまうと、あまり脳が休まらない。「今日の夜ごはんはどうしようか」などといった他愛ないことを考えているくらいがちょうどいい。

 

ちなみに、長いこと歩き続けていると肉体的に疲労がたまってしまいあまりよくないので、10分くらいが適切だろう。

 

 

散歩の効果は実際にやってみると本当に実感できるので、ぜひやってみてほしい。

 

 

②短時間の睡眠

 

これも非常に効果がある。

 

受験期はどうしても睡眠不足になりがちである。

 

ショートスリーパーと呼ばれる、一日3時間程度の睡眠で十分という人であればいいのだが、「時間が許すなら8時間くらい寝ていたいなあ」という人もいると思う。

 

実際私も睡眠は8時間くらいとらないと眠気が取れない。

 

とはいっても受験期に8時間の睡眠をとることはなかなか難しいことだ。

 

大体塾の自習室を出るのが夜10時、家に帰ってなんだかんだしているうちに12時になり、大体12時半ごろ就寝していた。

 

学校がある日は6時には起きなくてはいけなかったから当然寝不足だった。

 

 

こうなると、お昼ご飯を食べたあとの午後2時あたりは魔の時間帯である。

 

私の場合眠気が尋常ではなく、単語帳を開いていても目が文字の上を滑っていくだけ。そしていつの間にか寝てしまい気づいたら1時間以上経っていた・・・ということがほとんどだった。

 

 

非常に眠い状態で踏ん張ろうとしても、結局頭に入らないのでただの「時間の無駄」に等しい。

 

それならば、いっそのこと休憩として寝てしまえばいい。

 

 

壮絶な眠気と戦い続けた経験がある人は、ある時急に眠気が覚めてスッキリしたことがないだろうか。

 

あれはつまるところ、ウトウトすることで多少なりとも睡眠をとっており、ある程度睡眠して回復したことによる現象なのだ。

 

 

そう考えると、「結局寝るなら潔く寝てしまえばいいのでは?」と思わないだろうか。

 

眠気と戦っている時間は、それに夢中になって勉強どころではない。しかし時間はすすんでいく。

 

頭がはっきりする頃には、最初から腹をくくって寝た場合よりも多く時間がとられていることもある。

 

 

眠気がひどい、というときは寝てしまう方が頭の冴え方的にも、時間的にも良いことだと私は思う。

 

 

ただし、注意してほしいのが寝る際の姿勢と時間である。

 

まず休憩中に行う睡眠、いわゆる仮眠では、ベッドや布団に入ってガッツリ寝る姿勢に入ってはいけない。

 

 

本気で寝る姿勢を作ってしまうと、体の疲れ具合によっては1時間、2時間眠ってしまうリスクが高くなる。

 

受験期における数時間のロスはかなりの痛手であるし、何より仮眠のし過ぎは頭の重さや頭痛を呼び起こすことになる。

 

 

仮眠をするときは、机に突っ伏すなどの姿勢が良い。

 

完全に体を横にしてしまうと本気で眠りに行くモードになってしまうので、これを避けるためだ。

 

 

そして睡眠時間だが、15分~30分くらいが良い。

 

丁度15分~30分くらいが一番頭を冴えさせてくれる。

 

 

ちなみにカフェインが効く人は、仮眠前にコーヒーなどを飲んでおくと、15分~30分くらいで自然と目が覚めるようになるのでチェックしてみてほしい。

 

 

眠い時は無駄に足掻くことはせず仮眠。これが実は一番良い手であったりする。

 

 

 

③音楽を聴く

 

音楽に興味がない、嫌いという人には適さないが、音楽を聴くことは非常にリラックス効果がある。

 

「音楽でリラックス」というと、「クラシック音楽のようなものでないとダメなのでは・・・。」と思う人もいいだろう。

 

しかし、これは私個人の見解ではあるが、正直「なんでもいい」。

 

 

私は今も昔もUVERworldというロックバンドの大ファンなのだが、休憩中は大体彼らの音楽を聴いていた。

 

確かにクラシック音楽とはベクトルが全然違うジャンルではある。しかし、私はUVERworldの楽曲は本当に美しいと思っているし、受験期はその歌詞に何度も悩みを吹きとばしてもらった。

 

もしかしたら、科学的に見ればクラシック音楽のほうがリラックス効果が高いのかもしれない。

 

でも、結局「自分の好きな音楽」を聴くことが一番のストレス発散であり、休息になると思う。

 

だからワンオクでもラッドでもWANIMAでもフォーリミでもオーラルでもサカナでもゲス極でも(以下略)、自分が聴きたい曲を聴いてリラックスしよう。

 

 

ただし一つ注意点がある。

 

それは、音量はあまり大きくしないこと。

 

大きすぎるとかえって耳が疲れる(=脳が疲れる)ことになり逆効果なので、「ちょっと小さいかな」くらいで聴こう。

 

まとめ

 

前編、後編と長きにわたって「休憩」についてまとめてきた。

 

私の周りで東京大学や京都大学など名だたる名門校に行った知人たちは皆休憩を大切にしていた。

 

時には一日全部オフにして遊んでいたこともあったと思う。

 

 

私も9月ごろにUVERworldのライブに行ったりセンター当日、終了直後にSPYAIRのライブに行ったりなど少々ぶっとんだこともしたが、最終的に第一志望には合格できた。

 

受験期中1、2度くらいは思いっきり「休憩」してみるのも悪くないのかもしれない。

 

ただもちろん、東大京大に受かった知人たちや私を含め、「合格をつかんでいる人たち」というのは、「休憩」に見合うだけの努力をしている。

 

 

くれぐれも「休憩」ばかりにならないようにしたい。

 

あくまで休憩は勉強のためなのだから。